ブラックボックス化
意味・解説
内部の構造や仕組み、動作原理が外部からわからなくなること。または、意図的に隠すこと。
システムが複雑になりすぎて誰も全体像を把握できなくなった状態(レガシーシステム等)や、他社に技術を模倣されないよう戦略的に隠蔽することを指す。IT保守においては属人化を招くリスクがあり、ビジネス戦略においては独自技術を守る武器となる二面性を持つ概念。
くわしく
「魔法のように動いてはいるけれど、『どうして動いているのか、壊れたらどう直せばいいのか』が誰にもわからない状態になること」です。
1.負の側面:
「10年前の担当者しかこのプログラムは分からない」という状態は、システムの寿命を縮める致命的なリスクです。
2.正の側面:
技術を特許にせず「ノウハウ」として秘匿し、他社が同じものを作れないようにする「知財戦略」の一種としても使われます。
例文
長年の改修を重ねた結果、基幹システムがブラックボックス化し、障害時の原因特定に多大な時間を要するようになった。
同義語: 不透明化, 秘匿化
対義語: 可視化, 標準化, オープン化
分類: システム・技術管理