プロバイダ責任制限法
意味・解説
ネット上の権利侵害に対し、プロバイダの責任範囲と、発信者情報の開示請求権を定めた法律。
インターネット上で誹謗中傷や著作権侵害があった際、プロバイダ(接続業者やSNS運営者)が負う損害賠償責任の範囲を限定し、被害者が投稿者の特定を求めるための手続きを規定している。
くわしく
正式名称は「特定電気通信役務提供者の損害賠償責任の制限及び発信者情報等の開示に関する法律」です。
1.責任の制限:
プロバイダは、他人の権利を侵害する情報が流通しても、技術的に削除が困難な場合などは原則として責任を負いません。ただし、侵害を知っていたり、知ることができた場合は削除義務が生じます。
2.発信者情報開示請求:
誹謗中傷などの被害者が、裁判所の手続きを経て、投稿者の氏名や住所などの情報をプロバイダに開示させる権利です。ポイントは、匿名性の高いネット環境において、被害者の救済と表現の自由のバランスを取るためのルールだからです。試験では、この法律が「プロバイダの責任を『免除』ではなく『制限』するもの」である点や、開示請求ができる対象(被害者)に関する理解が問われます。
例文
SNS上での執拗な誹謗中傷に対し、プロバイダ責任制限法に基づき発信者情報開示請求を行い、投稿者を特定した。
過去問での出題状況
直近29回分の過去問(全2,900問)を解析した結果、6回登場しています(出題された年度: 5年度)。
出典: 本サイト独自集計(問題文および全選択肢テキストからの用語出現頻度・2026年6月時点)
同義語: プロ責法
分類: 法務