実質派遣
意味・解説
契約形態は「請負」や「委託」でありながら、実態は注文者が作業者に直接指揮命令を行っている違法な状態。偽装請負。
労働者派遣法や職業安定法に抵触する行為。請負は「仕事の完成」を目的とし、作業者への指示は請負会社が行う必要があるが、これを無視して注文者が直接指示を出すことを指す。労働者の権利保護や責任の所在が曖昧になるため、厳しく禁止されている。
くわしく
「名前は『外注(請負)』なのに、中身は『自社の部下』のようにこき使う、法律逃れの契約」のことです。
1.判定基準:
「誰が始業・終業時刻を決めているか」「誰が具体的な作業手順を細かく指示しているか」などで判断されます。
2.リスク:
発覚した場合、行政処分や社名の公表、さらには労働者との直接雇用関係を求められるなどの大きな社会的・法的リスクを負います。
例文
請負契約を結んでいる協力会社の社員に対し、自社の社員が直接残業を命じることは実質派遣に該当する恐れがある。
過去問での出題状況
直近29回分の過去問(全2,900問)を解析した結果、1回登場しています(出題された年度: 1年度)。
出典: 本サイト独自集計(問題文および全選択肢テキストからの用語出現頻度・2026年6月時点)
同義語: 偽装請負
対義語: 適正請負, 労働者派遣
分類: 労働法規