損益分岐点比率と安全余裕率
意味・解説
損益分岐点比率 = 損益分岐点売上高 ÷ 現在の売上高 × 100。安全余裕率 = 100% - 損益分岐点比率。後者が高いほど、売上が多少落ちても赤字にならない「強い経営」といえる。
くわしく
ビジネスが成り立つための「最低ライン」を知るための分析です。費用を2種類に分類します。
1.固定費:
家賃や人件費のように、売上の増減に関係なく発生する費用。
2.変動費:
材料費や外注費のように、売上が増えるほど増える費用。損益分岐点では「売上高 = 固定費 + 変動費」となります。損益分岐点売上高を求める基本式は以下の通りです。 $$ ext{損益分岐点売上高} = \frac{ ext{固定費}}{1 - ext{変動費率}} \quad ( ext{変動費率} = \frac{ ext{変動費}}{ ext{売上高}})$$ ポイントは、損益分岐点が低いほど、不況で売上が落ちても赤字になりにくい「タフな経営」と言えるからです。ITパスポート試験では、売上・固定費・変動費の数字が与えられ、損益分岐点売上高を計算させる問題が鉄板中の鉄板です。また、現在の売上が損益分岐点からどれだけ離れているかを示す「安全余裕率」も併せて出題されます。
例文
固定費の削減により損益分岐点売上高を引き下げたことで、安全余裕率が15%から25%に向上した。
同義語: BEP分析, 採算点
分類: 管理会計