知的資産経営
意味・解説
財務諸表に載らない「人材」「技術」「信頼」などの無形の強みを活用する経営手法。
特許などの「知的財産権」だけでなく、ノウハウ、顧客とのネットワーク、組織力といった目に見えない資産(知的資産)を認識し、それを活用して価値を生み出す経営の在り方。
くわしく
企業の真の稼ぐ力は、決算書の数字(有形資産)だけでは説明できません。知的資産は、1.人的資産(社員のスキル、経験)、2.構造資産(独自のデータベース、企業文化、特許)、3.関係資産(顧客満足度、取引先との信頼、ブランド)の3つに分類されます。ポイントは、建物や機械は金で買えますが、熟練の技や長年の信頼関係は簡単に真似できない(模倣困難性)ため、これこそが持続的な競争優位の源泉になるからです。試験では、単なる「知的財産権(法律で守られた権利)」と、より広い概念である「知的資産(強みすべて)」の区別、およびこれらをまとめた報告書である「知的資産報告書」の意義が問われます。
例文
投資家に対し、自社の将来性をアピールするために、研究開発力や顧客基盤をまとめた知的資産報告書を作成した。
同義語: ナレッジマネジメント(組織的活用側面において)
分類: 経営戦略