ページング
意味・解説
メモリを固定サイズの「ページ」単位で分割し、仮想メモリを実現する管理方式。
仮想記憶を実現する手法の一つ。主記憶(物理メモリ)と仮想記憶を「ページ」と呼ばれる固定長のブロックに分け、それらを対応させて管理する。実行に必要なページのみを主記憶に読み込み(ページイン)、不要なページを補助記憶へ戻す(ページアウト)ことで、実際のメモリ量を超えるプログラムを実行可能にする。
くわしく
限られた物理メモリを効率的に使い、広大な論理的な作業スペースを確保するためのメモリ管理技術である。
1. 効率的な利用:プログラム全体をメモリに載せる必要がなく、現在動いている部分だけをページ単位で配置するため、物理メモリを節約できる。また、固定サイズでの管理により、メモリ内に細かな空き地ができる「フラグメンテーション」の問題も解消される。
2. 仕組み:CPUが仮想アドレスを生成すると、「ページテーブル」を参照して物理アドレスに変換する。もし物理メモリに該当データがなければ、ページフォールト(内部割り込み)を発生させてディスクから読み込む。
3. 注意点:主記憶が不足すると、ページの入れ替えが頻発して処理速度が極端に低下する「スラッシング」現象が発生する。実務では、4KB程度のページサイズが一般的に採用されており、OSの安定性と高速性を支えている。
例文
物理メモリが8GBのPCで、ページング機能により計16GBを必要とする複数のアプリケーションを同時に起動した。
同義語: ページ方式
対義語: セグメント方式
分類: 仮想記憶