スワッピング
意味・解説
メモリ不足時に、実行中のプログラムを丸ごと補助記憶装置へ一時退避させること。
主記憶装置(メモリ)の容量が不足した際、優先度の低いプログラム全体を補助記憶装置(HDDやSSD)に一時的に移し(スワップアウト)、空いたスペースに別のプログラムを読み込む仕組み。必要になれば再びメモリに戻す(スワップイン)。ページングが一部単位なのに対し、こちらはプロセス単位で行う。
くわしく
システムがメモリ不足でパンクするのを防ぎ、限られた資源で多くのプロセスをやりくりするための救急処置的な管理技術である。
1. 仕組み:メモリ上のプロセスをまるごとイメージとしてディスクに書き出し、実行権を奪う。これにより、一時的に大きな空き領域を確保できる。これをスワップアウトと呼ぶ。逆にディスクからメモリに書き戻すことをスワップインと呼ぶ。
2. 目的:複数の巨大なアプリケーションを同時に切り替えながら動かす際、メモリが溢れてシステムが停止するのを回避するために用いられる。
3. 注意点:ディスクへの読み書きはメモリに比べて数万倍遅いため、スワッピングが多発するとPCの動作が非常に重くなる。実務では、スワップ領域のサイズを物理メモリの1〜2倍程度に設定するのが一般的だが、現代ではページングが主流であり、スワッピングは致命的なメモリ不足時の緊急手段としての側面が強い。
例文
多数の動画編集ソフトを起動したため、メモリ不足を補うためにOSがスワッピングを開始した。
過去問での出題状況
直近29回分の過去問(全2,900問)を解析した結果、1回登場しています(出題された年度: 1年度)。
出典: 本サイト独自集計(問題文および全選択肢テキストからの用語出現頻度・2026年6月時点)