オブザーバビリティ(可観測性)
意味・解説
システムの外部から見える挙動だけでなく、内部の状態を詳細に把握・推論できる能力。メトリクス、ログ、トレースの「3本柱」で構成される。
従来の「監視」が既知の異常(例:CPU使用率80%越え)を検知するのに対し、オブザーバビリティは「なぜ未知の不具合が起きているのか」という原因究明を可能にする。マイクロサービスのような複雑なシステムで不可欠。
くわしく
「システムの『健康診断』を、血液検査(内部詳細)まで踏み込んで行うこと」です。
1.背景:
サーバーが1台なら『止まった』とすぐ分かりますが、クラウドで何千もの部品が動く現代では、どこで何が詰まっているか外からは見えません。
2.三要素:
数値データ(メトリクス)、出来事の記録(ログ)、処理の足跡(トレース)を組み合わせ、立体的に中身を可視化します。ポイントは、原因不明の『なんとなく遅い』という問題を、推測ではなく証拠(データ)に基づいて即座に解決するためです。
例文
マイクロサービス化に伴い、サービス間の通信遅延の原因を特定するため、分散トレーシングを含むオブザーバビリティ基盤を構築した。
同義語: 可観測性 / o11y
分類: モダン・システム運用