トラフィック・パディング
意味・解説
通信内容を隠蔽するため、正規のパケットの隙間にダミーのデータを詰め込み、通信のサイズやタイミング(パターン)を一定に見せかける技術。
「防御回避」の高度な手口。トラフィック解析によって「いつ、どれくらいの情報を送っているか」を推測されるのを防ぐ。攻撃者がC2通信の正体を隠すために悪用する。
くわしく
「封筒(パケット)の中に重り(ダミーデータ)を入れて、中身が『薄い手紙』か『分厚い機密文書』か、外から重さを量っても分からないようにするデジタルの煙幕」です。
1.目的:
通信の中身が暗号化されていても、通信量(サイズ)や頻度(タイミング)から「今、データを盗んでいるな」と推測されるリスク(サイドチャネル攻撃の一種)を防ぎます。
2.仕組み:
常に一定量の通信が流れているように見せかけることで、本物の攻撃通信を「日常のノイズ」の中に完全に溶け込ませます。ポイントは、最新の監視技術はAIを用いて通信の『振る舞い』を分析しているため、このパディングによる形状の偽装がステルス性能の鍵となるからです。
例文
高度なマルウェアは、データの持ち出しを検知されないようトラフィック・パディングを行い、常に一定の微弱な通信を装って外部サーバーとやり取りしていた。
同義語: パケット・パディング / 通信量の平滑化
分類: トラフィック解析への対策技術