トランザクション処理
意味・解説
一連の不可分な処理を「1つの単位」としてまとめて管理する仕組み。
データベースにおいて、相互に関連する複数の処理を一体の単位として扱うこと。すべての処理が完全に成功するか、あるいは全く実行されなかった状態にするかのどちらかを保証し、データの矛盾を防ぐ。ACID特性と呼ばれる性質が重要となる。
くわしく
トランザクション処理は、データの信頼性を守るための「全か無か(All or Nothing)」の仕組みです。ポイントは、銀行振込のように「自分の口座から1万円引く」と「相手の口座に1万円足す」という2つの処理が、途中のシステム障害で片方だけ成功してしまうと、お金が消滅するという致命的なミスになるからです。これを防ぐために、すべての処理が成功したときに結果を確定させる「コミット」と、失敗時に元の状態に完全に引き戻す「ロールバック」を行います。この時、データベースが満たすべき4つの性質が「ACID特性(原子性、一貫性、独立性、耐久性)」です。実務では、オンラインショッピングの注文処理や、予約システムの残席管理など、複数のユーザーが同時にアクセスする環境でデータの整合性を保つために不可欠な技術です。ITパスポート試験では、ACID特性のそれぞれの意味、特に「原子性(Atomicity:一部だけ実行されることはない)」が非常によく問われます。
例文
ATMでの引き出し中に通信エラーが発生したが、トランザクション処理によってロールバックが行われ、残高に矛盾は生じなかった。
過去問での出題状況
直近29回分の過去問(全2,900問)を解析した結果、8回登場しています(出題された年度: 8年度)。
出典: 本サイト独自集計(問題文および全選択肢テキストからの用語出現頻度・2026年6月時点)