実効アクセス時間(多段キャッシュ)
意味・解説
キャッシュメモリと主記憶を組み合わせた際に、全体として平均的にかかるデータの読み出し時間。
ヒット率(キャッシュにデータがある確率)を用いて算出する。基本的な公式は、$$ T = h imes t_1 + (1 - h) imes t_2 $$($h$:ヒット率、$t_1$:キャッシュの速度、$t_2$:主記憶の速度)。
くわしく
メモリの「平均的な待ち時間」です。
1.多段構成:
近年はL1, L2キャッシュなど多層化しており、計算が複雑化しています。
2.考え方:
1段目でヒットすればその時間で終了。ヒットしなければ、その確率に対して2段目や主記憶の時間を加算します。ポイントは、CPUの処理能力に対してメモリが遅すぎる「メモリの壁」を、いかにキャッシュが解消しているかを定量的に評価できるからです。
例文
ヒット率を0.95まで高めることで、実効アクセス時間を主記憶単体の場合に比べて10分の1に短縮した。
同義語: 平均アクセス時間
分類: 記憶階層