浮動小数点数
意味・解説
数値を「仮数 × 基数の指数乗」という形式で表現する方法。極端に大きな数や小さな数を効率的に扱うための数値表現方式。
「$(-1)^s imes M imes 2^E$」のように、符号(s)、仮数(M)、指数(E)の 3要素で構成される。小数点の位置が数値によって自由に動く(浮動する)ためこう呼ばれる。固定小数点数に比べて扱える数値の範囲が非常に広いが、計算時に僅かな誤差(丸め誤差、情報落ち等)が生じることがある。
くわしく
「数値を『有効数字』と『何桁ズレているか』に分けて記録する、コンピュータの賢いメモ術」です。
1.構造:
$1.2345 imes 10^8$ のような表現です(コンピュータ内部は 2進数)。
2.メリット:
宇宙の広さから微生物のサイズまで、桁数の違う数字を同じデータサイズで表現できます。
3.注意点:
0.1 を 2進数の浮動小数点数で表すと無限小数になるため、正確な 0.1 にはならず、計算を繰り返すと「1円の端数が合わない」といったことが起こり得ます。
例文
3Dキャラクターの指の関節の角度を精密に計算するため、浮動小数点数を用いて座標計算を行った。
対義語: 固定小数点数
分類: 数値表現