データの持ち出し(エクスフィルトレーション)
意味・解説
サイバー攻撃者が標的のネットワーク内から、機密情報を外部のサーバーへ不正に転送・送信する行為。攻撃の最終目的の代表格。
MITRE ATT&CKにおける「Exfiltration」戦術。検知を避けるためにデータを圧縮・暗号化し、通常のWeb通信やDNS通信に紛れ込ませて少しずつ送信する手法が一般的。
くわしく
「泥棒が金庫から盗み出した『お宝(データ)』を、警備の目を盗んでトラックに積み込み、アジトへ運び出す最後の工程」です。
1.手法:
C2通信の経路を使ったり、クラウドストレージサービスへ正規の通信を装ってアップロードしたりします。
2.防衛の肝:
この段階で異常な送信(Egressトラフィック)を検知できれば、実害の発生を水際で食い止められます。ポイントは、侵入や探索は静かに行われますが、データの持ち出しは「ネットワーク上のトラフィック増加」という形で証拠が残りやすく、防御側にとっての反撃のチャンスでもあるからです。
例文
情報漏洩を未然に防ぐため、内部ネットワークから外部の未知のIPアドレスに対する異常なアップロード通信を監視し、エクスフィルトレーションを阻止した。
同義語: 機密情報の不正送出 / データ漏出
分類: サイバー攻撃の最終フェーズ