インシデント管理と問題管理
意味・解説
くわしく
ITサービス運用において、障害発生時に対処する2つの異なるアプローチです。
1.インシデント管理の目的は『迅速な復旧』です。原因がわからなくても、再起動や代替機の提供などの回避策(ワークアラウンド)を駆使し、ユーザーが仕事を再開できるようにすることを最優先します。
2.問題管理の目的は『再発防止』です。発生したインシデントの根本的な原因(システムのバグや設定ミスなど)を突き止め、恒久的な対策を考えます。ポイントは、インシデント管理だけでは同じトラブルが繰り返され、問題管理だけでは復旧に時間がかかりすぎてしまうからです。試験では、この2つのプロセスの『目的の違い』を問う問題が最頻出です。また、問題管理の結果、システムの修正が必要と判断された場合は、後述の『変更管理』プロセスへ依頼が出されます。
例文
サーバ停止時に予備機へ切り替えてサービスを再開させたのはインシデント管理であり、その後停止の根本原因を調査して設定を修正したのは問題管理である。
過去問での出題状況
直近29回分の過去問(全2,900問)を解析した結果、1回登場しています(出題された年度: 1年度)。
出典: 本サイト独自集計(問題文および全選択肢テキストからの用語出現頻度・2026年6月時点)
分類: ITIL サービス運用