エッジコンピューティング
意味・解説
データの発生場所に近い場所(エッジ)で処理を行い、応答速度を高める技術。
IoTデバイスそのものや、その近くに設置されたサーバで一次処理を行う方式。全てのデータをクラウドに送るのではなく、現場で処理することで低遅延や回線負荷の軽減を実現する。
くわしく
エッジコンピューティングは、クラウドコンピューティングの弱点を補うために生まれたアーキテクチャです。クラウドは強力ですが、現場から遠いため「往復の通信時間(レイテンシ)」が発生します。自動運転や産業用ロボットなど、1ミリ秒の遅れが事故に繋がるようなケースでは、この遅延が致命的になります。そこで、情報の発生源である端末(エッジ)の近くで計算処理を行います。ポイントは、1.「超低遅延」なレスポンスが可能になる、2.「通信量の削減(必要な結果だけをクラウドに送る)」ができる、3.「セキュリティ向上(生データを外に出さない)」が図れる、という3つの大きなメリットがあるからです。実務では、クラウドを全体の高度な分析に使い、エッジをリアルタイムな制御に使うという「役割分担」が重要です。ITパスポート試験では、クラウドとの比較や、「低遅延」「ネットワーク負荷軽減」というキーワードが正解のポイントになります。
例文
自動運転車では、周囲の障害物を検知して瞬時にブレーキをかけるために、エッジコンピューティングによる高速な判断が求められる。
過去問での出題状況
直近29回分の過去問(全2,900問)を解析した結果、6回登場しています(出題された年度: 4年度)。
出典: 本サイト独自集計(問題文および全選択肢テキストからの用語出現頻度・2026年6月時点)