最小権限の原則
意味・解説
ユーザーやシステムに対し、その業務を遂行するために必要最低限の権限のみを付与するというセキュリティの基本原則。
情報漏洩や不正操作のリスクを最小化するための設計指針。万が一アカウントが乗っ取られたり、内部不正が発生したりしても、被害をそのユーザーが持つ限定的な範囲に封じ込めることができる。管理者権限(特権ID)を安易に常用しないこともこの原則に含まれる。
くわしく
「デジタルの世界における『必要のない部屋の鍵は渡さない』というルール」です。
1.目的:
意図しない設定変更や、重要データの削除、ウイルスによる感染拡大を「構造的」に防ぎます。
2.実務での適用:
普段の事務作業は一般ユーザー権限で行い、システム設定を変える時だけ一時的に管理者権限に切り替える、といった運用が代表例です。
例文
最小権限の原則に基づき、新入社員には自部署のフォルダ以外の閲覧権限を与えない設定にした。
同義語: 最小特権の原則, 特権最小化
対義語: 過剰権限
分類: 情報セキュリティ設計原則