特権昇格
意味・解説
MITRE ATT&CKにおける重要な戦術の一つ。一般ユーザー権限ではできない『データの全削除』や『バックドアの設置』を行うために実行される。水平方向(他ユーザー)と垂直方向(管理者)の昇格がある。
くわしく
「忍び込んだ泥棒が、家主の『マスターキー』を盗んで、金庫室へ入れるようになること」です。
1.垂直方向(Vertical):
一般社員のアカウントから、システム管理者(Admin/Root)の権限を奪う。
2.水平方向(Horizontal):
同じ権限を持つ別の社員のアカウントに乗り移り、行動範囲を広げる。ポイントは、多くのシステムは『中に入った後の権限管理』が甘いため、一度特権を奪われると、あらゆる防御が無効化され、致命的な被害に直結するからです。
例文
特権昇格による被害を防ぐため、サーバーへのログインには最小権限の原則を徹底し、OSの未修正の脆弱性(パッチ未適用)を放置しないようにした。
同義語: 権限昇格 / 権限の奪取
分類: サイバー攻撃の戦術(タクティクス)