初期アクセス
意味・解説
サイバー攻撃(MITRE ATT&CK)における最初の段階(タクティクス)。攻撃者が標的のネットワーク内へ足がかりを築くための侵入行為。
フィッシングメール、システムの脆弱性を突いた攻撃、盗まれた認証情報の利用など、内部への入り口を確保するあらゆる手段を指す。サイバー・キルチェーンの「配送・攻撃」に相当する。
くわしく
「泥棒が『合鍵』や『窓の隙間』を使って、建物の中に一歩足を踏み入れる瞬間」です。
1.主な手口:
①怪しいメールの添付ファイルを開かせる(スピアフィッシング)、②公開されているサーバーの穴を突く、③放置されたID・パスワードでログインする。
2.防御の肝:
ここで止めれば、その後のデータの盗み出しなどは一切発生しません。ポイントは、攻撃者は常に「最も弱い場所」を探しており、ここを突破されることが、すべての被害の始まりとなるからです。最新のゼロトラストでは、この初期アクセスを「いつか起きるもの」として、内部での動きも警戒します。
例文
初期アクセスを防止するため、全従業員のアカウントに多要素認証を義務付け、不審なメールの検知システムを強化した。
同義語: Initial Access / 初回侵入
分類: サイバー攻撃の戦術(タクティクス)