著作権法(ソフトウェア関連)
意味・解説
思想または感情を創作的に表現した「著作物」を保護し、文化の発展を図る法律。
ソフトウェアにおいては、ソースコードやマニュアルが保護の対象となる。一方で、プログラム言語、規約(プロトコル)、解法(アルゴリズム)は保護の対象外とされる。創作した時点で自動的に権利が発生する「無方式主義」を採る。
くわしく
著作権法は、クリエイターが心血を注いで作った表現を守るための法律です。ソフトウェア分野において最も重要なのは「何が守られ、何が守られないか」の境界線です。ソースコードそのものの記述や、操作マニュアルの文章は「表現」として保護されます。しかし、「プログラム言語(C言語やJavaなど)」、「規約(通信プロトコルなど)」、および「解法(アルゴリズム:計算の手順)」は、独占させると技術の発展を妨げるため、著作権の保護対象から除外されています。ここがITパスポート試験での最大のひっかけポイントです。また、特許権などが申請を必要とするのに対し、著作権は作った瞬間に権利が発生する「無方式主義」であることも特徴です。実務では、他人のコードの無断使用や、バックアップ目的以外の複製を禁じる根拠となります。ただし、自らプログラムを改良する行為や、バックアップのための複製は例外的に認められる場合があります。
例文
他社が開発したプログラムのアルゴリズムは著作権法で保護されないが、ソースコードのコピーは著作権侵害となる。
同義語: コピーライト, コピーライト法
対義語: パブリックドメイン(著作権消滅), パブリックドメイン
分類: 知的財産権