不正競争防止法
意味・解説
営業秘密の侵害やブランドの無断使用など、公正な競争を妨げる行為を規制する法律。
事業者間の公正な競争を確保するための法律。顧客リストや独自の製法などの「営業秘密」を不正に取得・利用する行為や、他人の著名な商品表示を勝手に使う行為(コピー商品の販売など)を禁止している。特許権などの知的財産権がない情報であっても、一定の条件を満たせば保護の対象となる。
くわしく
ビジネス上の「ずるい行為」を禁止し、市場の健全な秩序を守るための法律である。
1.営業秘密の保護:社内で秘匿管理され(秘密管理性)、事業に有用で(有用性)、公に知られていない(非公知性)情報が「営業秘密」として保護される。退職者による顧客リストの持ち出しなどが処罰の対象となる。
2.形態模倣の禁止:他人の商品の形態をそっくり真似たデッドコピー商品を販売する行為を規制する。ただし、日本国内で最初に販売された日から3年を経過した後は原則として保護されない。
3.ドメイン名の不正取得:他社の有名な名称と同一または類似のドメイン名を取得し、不正な利益を得たり妨害したりする行為も禁止されている。
実務では、秘密保持契約(NDA)の締結や、アクセス権限管理による情報の機密性確保が、この法律に基づいた防御策として重要となる。
例文
退職した元社員が競合他社に転職し、在職中に取得した顧客リストを利用して営業活動を行ったため、不正競争防止法に基づき訴訟を検討した。
過去問での出題状況
直近29回分の過去問(全2,900問)を解析した結果、15回登場しています(出題された年度: 14年度)。
出典: 本サイト独自集計(問題文および全選択肢テキストからの用語出現頻度・2026年6月時点)
この用語は生成AIパスポート試験にも出ます
生成AIパスポート試験(生成AI活用普及協会)の公式シラバス第4版では、第4章 情報リテラシー・基本理念とAI社会原則 の 4-4 に「不正競争防止法」として掲載されています。ITパスポートと重なるのは全191語中42語で、その1つがこの用語です。