バリューチェーン
意味・解説
企業の活動を「価値の連鎖」として捉え、どの工程で付加価値が生まれるか分析する手法。
マイケル・ポーターが提唱したフレームワーク。事業活動を「主活動(購買、製造、販売等)」と「支援活動(人事、技術開発等)」に分け、最終的な利益(マージン)がどの活動から生み出されているかを分析する。競合と比較した自社の強みやコスト削減ポイントを特定するために用いる。
くわしく
企業活動を細分化し、どこで「勝ち筋」が作られているかを見極めるツールである。
1.主活動の分類:原材料の調達(購買物流)、加工(製造)、製品の発送(出荷物流)、マーケティング・販売、アフターサービスといった、顧客に価値を届ける直接的な流れを指す。
2.支援活動の分類:主活動を支える役割を担うもので、全般管理(経理・企画)、人事・労務管理、技術開発(R&D)、調達活動が含まれる。
3.実務での意義:分析の結果、付加価値が低い活動を外注(アウトソーシング)したり、逆に強みとなる活動に経営資源を集中投下したりといった戦略決定に利用される。ITシステム(例えばERP)の導入においても、どの活動の効率を上げれば全体の付加価値が最大化するかを考える際のベースとなる考え方である。
例文
バリューチェーン分析を行った結果、自社の強みは「アフターサービス」にあり、これが他社との差別化要因であることが分かった。
過去問での出題状況
直近29回分の過去問(全2,900問)を解析した結果、10回登場しています(出題された年度: 9年度)。
出典: 本サイト独自集計(問題文および全選択肢テキストからの用語出現頻度・2026年6月時点)
同義語: 価値連鎖
分類: 経営分析