ナレッジマネジメント
意味・解説
個人の知識やノウハウを組織全体で共有・活用し、競争力を高める経営手法。
個人の「暗黙知(経験やコツ)」を、共有可能な「形式知(文章や図)」に変換し、組織の知恵として循環させる活動。野中郁次郎氏が提唱した「SECI(セキ)モデル」がその基本理論である。熟練者のスキルを若手に継承したり、過去の失敗事例を全社で共有して再発を防いだりするために用いられる。
くわしく
「一人の知恵をみんなの知恵に」変えることで、組織のパフォーマンスを最大化する活動である。
1.暗黙知と形式知:言葉にしにくい主観的な知識(暗黙知)を、マニュアルや報告書といった形のある知識(形式知)に変える。これにより、特定の担当者しかできない「業務の属人化」を解消する。
2.SECIモデル:共同化(Socialization)、表出化(Externalization)、連結化(Combination)、内面化(Internalization)の4つのプロセスを回し、個人の知識を組織の知識へ昇華させる。
3.ITツールの活用:実務では社内Wiki、掲示板、AIチャットボットなどが、知識の蓄積・検索基盤として重要な役割を果たす。
社員が退職しても、そのノウハウが組織に残る仕組みを作ることで、企業の持続的な成長とイノベーション創出を支える。
例文
ナレッジマネジメントの一環として、過去のトラブル対応記録をデータベース化し、全保守担当者がスマホで検索できるようにした。
過去問での出題状況
直近29回分の過去問(全2,900問)を解析した結果、6回登場しています(出題された年度: 6年度)。
出典: 本サイト独自集計(問題文および全選択肢テキストからの用語出現頻度・2026年6月時点)